潮目が変わったと言うけれど

まぐれの三連投、三日坊主確定路線でございます。

近頃、過去に出した『ミックスメタルの今後を考えてみる』という記事が、安定的に読まれています。是非、ご一読ください。

個人的には、「当該分野は、規模感なしには戦えない」と考えるようになりました。これまで、何度も言及してきたことでありますが、北米・欧州のリサイクル市場をみれば明確です。中小零細のリサイクラーは、見事なまでに淘汰されています。至極、「域内ネットワークを活用して、がっぽり集荷して、デカい重機で効率よく回して、パワーのある破砕機でゴリゴリ砕く」ことが“王道”となっています。ちまちまと、「銅が数%回収できた!」みたいな次元のハナシでは、時代に置いてけぼりをくらう可能性が、多分にございます。

そこにきて、これまで脊髄反射で中国へ供給されていた、“ワイルド”なミックスメタルが、発生元で選別されるようになり、ノウハウがどんどんと蓄積されるようになったわけです。都市鉱山からの“ベースメタル採掘”は、非常に面白い領域でありますが、産業の構造がコロッと変わる余地が十二分にあるので、ある意味恐ろしい。これまで、じゃんじゃんスクラップを投げてきた業界が、自分のところで“鉱山権益”を主張し始めたら、中間業者の存在意義は皆無です。

さて、本日の献立は、下記の通りです。

銅は未来だ。フリーポート・マクモランは買うべき銘柄です。

DeepLの真摯かつ熱のこもった姿勢に感服します。

フェニックスに本社を置く同社は、銅鉱山会社の中で最も強固なバランスシート、強力な経営陣、そして株主への資本還元能力をすでに備えている。そして、電気自動車やその他の代替エネルギーが長期的に普及することで、利益を得ることができる。

あまりにも、同じようなネタをつぶやいているので、既視感半端ないですが、状況が「より堅実になった」ということの証かもしれません。

Vertical Research Partnersのアナリスト、Mike Dudas氏は言う。彼はフリーポートの目標株価を57ドルとしており、水曜日の終値40.06ドルから42%上昇している。

マクロン仏大統領、外交政策の転換とウクライナ紛争の中、BRICS首脳会議への招待を求める

おフランスの伝統芸能でしょうか。欧州は、当然のことながら一枚岩ではない。

フランスの新聞「L'Opinion」によると、マクロンは2023年6月3日にラマフォサと電話会談した際にこの要請を行ったという。同紙は外交筋の話を引用し、マクロンが、7月下旬から8月上旬に開催される第15回サミットで会う予定のブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの首脳と「意見交換」したいと述べたという。…BRICSサミットへの参加にマクロンが関心を示しているのは、フランスがNATOの同盟国、特に米国と英国から、ウクライナ侵攻をめぐるロシアに対してより厳しい姿勢をとるよう圧力を受けているからである。

いわゆる“西側帝国支配”からの脱却を標榜した組織に、したり顔で「おっす、オラ悟空!」と乗り込んだところで、冷遇されるのは当然だと思います。しかしながら、フランスの参加で利する国もあることでしょうから、ぐだぐだと、ああでもない、こうでもないと打ち合わせが行われ、「しょうがないなあ…」で手打ちでしょうか。

一部のアナリストは、BRICSサミットにマクロンを招待することは、グループのアイデンティティと結束力、そして他の発展途上国からの信頼性を損なう恐れがあると述べている。

ESGの策略は続いている: EVメーカーのテスラよりタバコのレガシー企業の方がESGスコアが高い件

我々が、テスラの真価を推し量ることは難しいですが、“流れ”として、グローバル・リーダーズが喧伝する“社会的重要事項”に“配慮”できているか否か、そういったことが、経営上の肝要な指標になり、これまでの「タバコは悪である」といった古い価値観をも刷新するほどのパワーを持ち得るということだと理解しました。

S&Pグローバルが今月、テスラに「環境、社会、ガバナンスのスコアが、タバコのマールボロのメーカーであるフィリップ・モリス・インターナショナルよりも低い」ことを指摘しました。…アルトリアのようなタバコ会社は現在、取締役会の多様性と「マイノリティビジネスへの資金提供からスポーツにおけるトランスジェンダー女性の推進まで、社会正義への取り組み」に重点を置いています。主に白人男性で構成されるテスラは、同じ流行に乗ることに「抵抗がある」と報告書は述べている。

トロい人間になる」とは、DeepLの名(迷)訳だと思いますが、これがまさに事の真理なのでしょう。社会的に話題になっていることに疎く、対応もせず、ゴタゴタと戯言をまき散らすようなポンコツは、社会から消えろということなのです。己の戒めも込め、今後も戯言をまき散らしていきたいと思います。

シカゴ大学の法学・経済学教授であるトッド・ヘンダーソン氏は、次のように結論付けています。 「ESGのスコアが悪いと、自分がトロい人間であることを世間に知らしめることになる。これは、社会的意識の高い株主が取締役会の席を求めたり、CEOを追い出したりするきっかけになりかねません。」
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