大人のラブレターと、市場からの忠告

なぜか、最近、国際情勢が異常に気になっております。実体経済がどうのこうのというか、より切実な、己の身に降りかかるなにかを危惧しているのではないかと思う次第です。他意はございません。

世間は、広末様の「おとなのリャブレター」を批判することで手一杯ですが、果たして、そんなことしていていいのか。そのように社会不適合者は、思うわけです。大人になっても、求道者のように「気持ちの良いコト」を追求できるのは、幸せなことであると考えています。

本日のお品書きは、下記の通りです。

グイっときたら、ヤベえと思え

バンカメさんとしては、「グイっときたら、ヤベえと思え」という見解をお持ちと言うことですね。ポジトークと言うよりは、切実に忠告してくれているような気がするのは、筆者だけでしょうか。この期に及んで、ジム・クレーマーさんが、どのように見ているかが気になります。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)のマイケル・ハートネット氏は、新たな上昇相場の始まりではないとの見方を示した。昨年の株安を正しく予測したハートネット氏は、16日のリポートで、今が「真新しく輝かしい強気相場」の始まりだとは確信していないと説明。現在の市場はむしろ2000年や08年に似ており、「大きな上昇の後に大崩れが来る」と予想した。

サンフランシスコに関しては、「相当な治安の悪化のもと、不動産市場がメチャクチャ」みたいなハナシを聞いたことがあります。でも、それが、「都市部全体の地価が下がった」のか、それとも、「一部の潜在的に不安要素を抱えていた地域の地価が暴落した」のか、そういったことは、実際に現地に暮らしている人にしかわからない肌感覚であります。二極化が進みますね。

ケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)のシャルル・エモン最高経営責任者(CEO)は、…「一部地域では確実に大不況になる」と指摘した。…エモン氏は、「弱い銀行が弱いビルに融資することになり、それが問題になるだろう」と述べ、…CDPQの資産は4020億カナダ・ドル(約43兆円)で、その約12%が不動産。 …CDPQは米国のオフィスビル15物件に約50億カナダ・ドルを投じている。ニューヨークやシカゴ、サンフランシスコは最も厳しい市場の一角で、「デンバーやダラス、アトランタ、オースティン、シャーロット」など人口が力強く増加している他の市場を選好しているという。

神のみぞ知る

この問題、既に解決したものと理解していましたが、まだやりあっているようです。普段であれば、軽く一蹴してしまうのですが、深読みすると、「肌寒さ」を覚えます。

不動産と金属の大物であるルーベン兄弟が所有するHyphen Trading Ltdは、商品取引業者のTrafiguraに対して法的請求を行い、その事情に詳しい関係者は、現在進行中のニッケル詐欺疑惑事件と関連していると述べた。

このあたりの事情とか、相関関係はよく知らないので、何とも言えませんが、以後のハナシをまとめるためには、必要な要素となります。

商品取引業者は、米国企業 Argentem Trade Services を含め、少数の貨物を第三者に販売したと法廷文書で述べています。Trafiguraは、Argentemが購入した金属の代金の一部をHyphen Tradingを通じて受け取っていた、と文書では述べられています。

ここで特筆すべき点は、「Hyphenが、メタルトレーディングの専門商社であり、中小零細企業に対し、ファイナンサーとしての役割を担っている」という事実です。

(同社は、)Reuben Brothers Groupの一員であり、英国のCompanies Houseのデータによると、Hyphen TradingはRB International UKの完全子会社であると述べている。

筆者は、やはり、「市中末端の信用度が低下しているために、ファイナンスする側も躊躇せざるを得ない状況にあるんだろうな」と捉えています。ひいては、「今後の引き締めが続けば、メタルトレーディング市場における流動性も、劇的に悪化してゆくのかな」ということも考えました。神のみぞ知るです。

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